2020年4月10日

もしも私たち飼い主が新型コロナに感染したら・・・

こんにちは。神奈川県 Pet Hotel 11!(ペットホテルワンワン)のお庭番です。





【STAY AT HOME WITH YOUR DOG!!】


●意識改革


残念ながら、新型コロナウィルスの国内感染がいよいよ深刻な状況になってきました。

あの志村けんさんが、倦怠感を覚えてからわずか12日後には命を落としてしまった現実を突きつけられて、みなさんは何を思ったでしょう?

わたしたちは、少し前まではこんな風に思っていました。


・可能な限りの対策を講じて・・・つまり三密を避けて手洗いや清掃を徹底し、人と接する時はマスクをするなど気を付けていればまず大丈夫だろう。

・それでも自分たちが感染してしまう分にはもう仕方ないので、人にうつさないよう気を付けよう。

・万一のことがあっても自分はさほど重症化しないような気がする。


けれども、志村けんさんの訃報と東京都の爆発的感染を受けて、わたしたちの意識はもっと我が身に差し迫った現実的なものに変わってきました。

つまり、きれいごとを言ったり悪あがきをしている場合ではないってことを本能的にヒシヒシと感じているということです。



●最悪のケース


◇本当にこのウイルスの感染力は楽観視してもよい程度なのでしょうか?


感染対策のプロである医療従事者の多くが感染している現状を見ると、大げさなくらい用心しても足りないほどの感染力をこのウイルスは持っていると考えた方がいいように思っています。


◇本当に、自分が感染したらそれはそれで仕方ないと思えるでしょうか?


もしそうなったら一体自分の身の回りで何が起きるかをリアルに想像してみてください。

最悪のケースを想定し、それを前提に今後の動きを考える・・・今のこの国にはそれが一番欠けているのではないでしょうか?


例えば・・・わたしが感染したとします。

感染してから症状が出るまで10日くらいあったとします。

発症から更に数日高熱にうなされながら自宅待機をしてやっと検査をしてもらい、『陽性』が判明するころには家族はどうなっているでしょう?

もちろん、80才を超えた母にも症状が出る前の段階でうつしてしまっていることでしょう。

高血圧で心臓も弱い高齢者の母はおそらく・・・・・・( ノД`)

会うことも許されないまま、再会する時には小さな箱に収まっている可能性が高いのではないでしょうか・・・

そんなことになれば、どんな言葉で慰めらようとも『わたしのせいだ』という罪悪感から一生逃れることはできないように想像します。


もちろん、間違いなくお料理番(主人)にも感染しているはずです。

では、最悪ふたり揃って入院となった場合、ボスやナツ、チャコ、”としお”はどうなってしまうでしょう?

ウイルスに汚染されたこの家には、何日も誰も近づけません。


彼らに一体誰がゴハンをくれるのでしょう?

誰がウンチやオシッコの始末をしてくれるのでしょう?


「他のペットホテルに預かってもらおうか?いやでも、感染の恐れが高い敷地に入り、被毛にたっぷりウイルスをつけているであろう犬たちを誰にホテルまで連れて行ってもらえるだろう・・・?」

「自由にお庭に出られるようにお部屋を開け放しておいて、信頼できる誰かにゴハンだけでも敷地外から投げ入れてもらうよう頼むしかないか・・・寒い夜や風雨がひどい日もあるだろうに・・・?!」

「いやでも、とにかく命だけでも繋いでおいてもらう・・・それしかないね」

「嗚呼・・・!!でももしもふたりとも帰らぬ人となってしまったら・・・?!」


誰もいないこの家で、不安な気持ちで取り残されるボス、ナツ、チャコ、”としお”のことを想像すると身体が震えました。


ここまで想像して、愚かだった自分たちを呪いました。

10代や20代の若い人たちでも亡くなってしまうケースが報告されているのに、自分たちは感染しても軽症で済むとタカをくくって、実際に最悪の事態になったときのことを何も考えていなかった自分たちをです。



●ペットホテルの営業をどうするか?


これについては本当に胃が痛くなるほど悩み、長い時間をかけて夫婦で話し合いました。

真剣ゆえに人さまが見たらケンカか?と思ってしまいそうなくらい熱い熱い議論を交わしました。

現在、ほとんどの飼い主さんのお出かけが無くなったことに伴って、ペットホテルのご予約は軒並みキャンセル、ガラガラです(^-^;

けれども、そんな中でもキャンセルなさらない方や、新規のご予約をされる飼い主さんもいらっしゃいます。

ふだんなら、わたしたちはお預け理由を伺うことはないのですが、こんな時なので念のため失礼を承知で理由を伺ってみると・・・

なるほど確かに・・・どうしてもお預けが必要な理由がそこにはありました。


たとえば・・・


『本当は出かけたくないけれど、家族の付き添いで病院に行かねばならず・・・』

『新型コロナの影響で医療従事者の家族が多忙を極めており、孫やペットの世話をしに行かなくてはならなくなった』


など、それぞれにご事情があるのですね。

そういった飼い主さんのニーズにお応えするためにも、わたしたちは休業するわけにはいかない・・・そう思っています。



●感染流行が終息するまでの営業について


上記のようなことを踏まえて、わたしたちが出した結論は次の通りです。


◇新型コロナウィルス感染症陽性患者さんのワンちゃんはPetHotel11!ではお引き受けできません。


今回、もっとも悩んだのがこのケースに関してです。

少し前までは、お受けする方針で『どういうオペレーションなら受け入れが可能か?』をシュミレーションしていました。

本当ならば、最も必要としておられる飼い主さんのニーズにお応えすべきとわたしたちも思っています。

けれどもこうした苦渋の決断を下した理由は以下のとおりです。


・東京都獣医師会が出した指針(コチラ)を見て、記載されているようなオペレーションはPetHotel11!において現実的に不可能と判断したから。

特に、『シャンプーを終えるまで犬に体を振らせないようにしてください』などは無理なお話ですし、『念のため対象の犬は2週間隔離しておく』も現実的ではありません。

こうしたケースに対応が可能なお預かり施設は、設備が整った動物病院ぐらいしかないという判断に至りました。


・他のワンちゃんとその飼い主さんをキケンに晒すことになるから。

相手は目に見えないウイルスです。

先ほどお話したようなご事情でどうしても今の時期であってもペットホテルを利用せざるを得ない飼い主さんのご家庭に、被毛にウイルスをたっぷり付着させたワンちゃんをお返しすることは、何としても避けなくてはなりません。

犬は感染リスクが限りなく低いと言われていますし、わたしたちもそう思っています。

けれども、犬は動きます!ジャンプします!舐めます!咬みます!体を擦り付けます!
お互いにクンクンします!


たとえば陽性患者さんが使っていた枕には、直接触れたりバフバフしてホコリをたてたりしなければ問題ないでしょう。

では、その枕が走り寄ってきたり、跳びついてきて顔をペロペロ舐めたり、プルプルしてウイルスを勢いよく飛ばしたり、そばにいる他のワンちゃんと戯れ始めたとしたらどうでしょう?!Σ( ̄ロ ̄lll)





更に申し上げれば、わたしたち自身が感染して、どちらか一方でも命を落としてしまうようなことになれば、この感染流行が終息した後も、もはやPetHotel11!の営業を継続していくことができなくなります。

そうなれば、PetHotel11!を必要として下さっている多くの飼い主さんやワンちゃんにご不便をおかけすることになってしまいます。


恐らく、感染が終息した後もしばらくの間は景気の落ち込みによって苦しい日々が長い間続くことでしょう。

けれども、そんな中でもわたしたちは生きて、そして愛犬の世話をし続けなくてはなりません。

それができなくなるようなことは、厳に慎まなくてはならない・・・それが今なのだと思っています。


◇ご予約時に理由を伺い、不要不急のご予約はお断りさせていただきます。


言うまでもなく、人とワンちゃんの動きを必要最低限にするためです。



◇たとえ陽性ではない飼い主さんからワンちゃんをお預かりする時でも、万一を考えた対策をさせていただきます


不顕性感染の場合は比較的感染力は低いと考えられますが、絶対に感染していないと言い切れる人などいない今、お互いのためにワンちゃんのお預かり時もお返し時もソーシャルディスタンスを心がけ、おしゃべりは少な目にいたします。

また、お預かりするワンちゃん および お持ちいただいたお荷物には、次亜塩素酸水スプレーをさせていただきます。

※ワンちゃんに害のあるアルコールや次亜塩素酸ナトリウムはワンちゃんの体には用いません。



●何よりも最優先すべきこと


平時と非常時では物事の優先順位を臨機応変にガラリと変更しなくてはなりません。

わたしたちも実際、ワンちゃんをお預かりできない日が続けば生活に困ってしまいます。

(それは他のご職業の方も同じことでしょう。
国や自治体にはなんとしても補償をしてもらいたいですね)


今回の決断を『大げさすぎる』と感じたお客様の多くが離れていってしまうかもしれません。


そうした、わたしたちにとっての『一大事』や『大問題』は、とても優先順位が高いものですが、今のような非常時には何よりも命が優先します。

生活費を切り詰めて、なんとか乗り切るしかありません。


とにかく感染を拡げないこと。

そのために人やペットの移動や交流をゼロに近づけること。


これしかありません。


どうかお願いです。

飼い主のみなさん、ワンちゃんと一緒におうちにいてください。

おさんぽ時は、他の人とのソーシャルディスタンスを守りましょう。


医療従事者をはじめライフラインに関わる方たちは、おうちにいることはできないでしょうが、不特定多数の人と触れ合う以上、可能な限りご家族やワンちゃんと距離を置きましょう。

(国のトップは、米国のようにこうした職種の人々に特別な報酬を差し上げるべきです!)


それ以外の飼い主さんは愛するご家族とワンちゃんと一緒に

STAY AT HOME!!

をお願いいたします。


そして、この困難を乗り切った後に笑顔でまた再会しましょう!!

愛する飼い主さんを失わずに済んだ幸せなワンちゃんたちと共に!!

その日を楽しみにしています。






<今日のPetHotel11!>

朝の海岸さんぽ♪
今日もいいお天気~~~~(^▽^)


aちゃんがチャコたちから学んだこと・・・

『ハマダイコンはおいしい』ってこと(^-^;


aちゃん「コレも食べられる?」

ポピーは食べちゃだめだよ(;^ω^)


「ねえねえ、このボート変じゃない?」

ひっくり返して置いてあるんだよ。
みんなが乗っているのは船底(笑)


なんと!昨日aちゃんが途中まで咥えてきた
木片が、そのままそこに残っていました!!

aちゃん「やった~!ココからまた
頑張って咥えて帰る~~♪」

がんばれ(^▽^)/


結局また途中でくたびれて木片を落としちゃった
aちゃんを見て

ボス「ボクが持って帰ってあげるよ♪」
ナツ「欲しかっただけのくせに~」


aちゃん「ただいま~~!
ゴハンだゴハンだ~~~♪」


としお「あ!コレが用意されたってことは・・・♪」


あたり~~!!
お天気がいいからお料理番が
七輪でヤキイモしてくれたよ(^▽^)


「いい匂い~~~~~♥
まだかな~~~~~~」


としお「いい匂いすぎてもう待ちきれないです。
代わりにaちゃんの木片を
ガジガジするですよ~」

そ・・・そんな・・・Σ( ̄ロ ̄lll)


さあ焼けたよーーーー!

「ワーーーーーイ♪」


まだアツアツだから冷ましてからね!

「早く早くぅ~~~~~」


美味しそうに焼けたねぇ~~~(⌒∇⌒)


こらチャコ!オスワリしてないと
あげないよ!


aちゃんはお芋大好きなんだって!
とってもおりこうに待ってたね(o^―^o)


ハイ、どーぞ~~!


aちゃん「オイチ~~~~~イ♥」 


チャコ「よかった、もらえた~~♪」


ん~~~~、甘くておいしいね♥


とってもお行儀よく待てる”としお”だけど・・・


「ヨダレが止まらないですよ~~~~」


ハイ、おしま~~~~~い!


夕方の海岸さんぽ♪
ヤキイモ効果でみんなとってもいいウンチが
出たどーーーーー(*´∀`)








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